公認心理師試験に合格しました◎

かしづきの日常

こんにちは。店主のささやんです。

タイトルにも書きましたとおり、第4回公認心理師試験の結果が出て無事に合格していました。

もう合格発表から2週間以上経っていて(汗)、こちらで報告しようと思いながらもスッカリ忘れていたので、今こうして記事を書いています。

といっても、このような報告に興味を持つ人はいないでしょうからちょっと話題を変えてみたいなと思います。

 

皆さん、こちらの本は知っていますか?

こちらは臨床心理士である東畑開人さんが書かれた小説「居るのはつらいよ」

もう読んだことがあるという方もいるかもしれません。名著です!

 

この本は臨床心理士である作者の東畑先生の経験を基に書かれた小説であり、

ヒトの心とはどういったものなのか?
「する」と「いる」の違いって何なのか?
「ケア」と「セラピー」ってそれぞれどういったことなのか?
「依存」ってなに?

という問いが随所に散りばめられながら物語が進んでいきます。

私は普段理学療法士として、医療現場で患者さんの「セラピー」を行う立場にいます。理学療法士で整形外科勤務ではありますが、「痛み」と「心理的な問題」は切っても切り離せないものであり、日々患者さんの心の問題に向き合うことも多々あるのです。

また駄菓子屋かしづきでは地域の「場」づくりとして、誰もが安心していられる居場所であり、ハードルの低い「場」を作りたいと想いから運営しております。

そんなことで「居るのはつらいよ」のテーマは、私の中ではドンピシャと真ん中直球ストレート!!な訳なのですが・・・読み進めていくにつれて感じるのは「この本は専門家だけが読むものではなく、むしろ全ての人に読んで欲しい!!」ということ。

“人は本当に依存しているとき、自分が依存していることに気がつかない”

上手くいっている時ほど気づかれない。当たり前だと思っていることを、誰かが供給してくれていることに。
子どもは親に感謝しない。ご飯を作ってくれること。洗濯をしてくれること。当たり前だと思って気づかない。

こうした文章を読む中で、自分の中でも様々な問いが浮かんでくる。

私自身は本を読むのは好きなのですが、良い本に出会うと時間と空間を超えて作者と対話を重ねて様々な問いを投げかけてもらい、気づきが得られる。

そんな感覚を得られた一冊であることに間違いありません。

ご興味のある方はぜひ読んでみてくださいね◎

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