またまた素敵なゲストがご来店

かしづきの日常

こんにちは。店主です。

instagramの方には報告したのですが、先月5月8日に素敵なゲストにご来店いただきました。

元車いすバスケットボール日本代表で、過去に4度のパラリンピックに出場した経歴をもつ神保康広さん!!

神保さんはパラリンピックに4度出場(バルセロナ、アトランタ、シドニー、アテネ)
16年間日の丸を背負い続けた超一流アスリートなのです!

書籍も執筆されています!

現在、神保さんは選手としての一線を退いた後も、国内外にてパラスポーツの普及活動や講演、また競技用車いすのアドバイザーなど幅広くご活躍されています。

神保康広オフィシャルWeb Site(詳細はコチラに)

 

そんな神保さんですが、以前からかしづきの存在を知って下さっていたようで、また今回は神保さんの元々のご友人の方がかしづきに来てくれたことのあるお客様であったという繋がりもあり、お二人で遊びに来てくれました。

とても気さくなお人柄で、色々と楽しいお話をして頂き、まだ子どもたちの少ない時間でしたがとても明るい空間になりました◎

 

神保さんの座右の銘に「自分らしく、自分のために、自分の人生を生きる!」という言葉があるそうです。(神保さんのWebサイトに書いてありました)

 

私たち駄菓子屋かしづきがオープンした理由もまさにこの言葉に近いのではないかなと感じています。

「自分の人生を生きる」

そのために必要なことは、自分の存在を受け入れることにあります。

巷でよく聞く「自己肯定感」という言葉。この言葉は非常に誤解されている側面があります。

「自分に自信を持つ」とか「自分を信じる」とか、そんなことは自己肯定感だと私は思いません。

「自分に自信がないからこそ、物事に取り組む」

「このままではダメだと思うから、努力をする」

根拠なき自信などは自己肯定感ではないのです。

自己肯定感を分解すると、「自尊感情」と「自己効力感」に分けれると現時点で個人的には考えています(様々なご意見があるかと思いますが)

自己効力感とは「自分は変われる」という感覚であり、様々な主体的行動の源泉になるものです。そしてその自己効力感を持つ上で必須なのが「自分は変わってもいい≒自分の人生を歩んでいい≒他人軸ではなく自分軸で生きていい」という感覚。それが自尊感情だと思っております。

自尊感情は他者との関係性で育まれるもの。小さな関係性の積み重ねで、自ら自覚できないような関わりの中で育まれるものです。

ちゃんと話を聞いてくれる。自分のアクションに反応してくれる。安定した環境がある。

そんな周いの人間関係や環境の積み重ねが、自尊感情の形成に重要なのです。

少し話が逸れてしまいましたが、神保さんをはじめ「困難を乗り越えた経験」のある方々は、とてつもなく魅力があると私は強く感じています。想像もできないほどの出来事に遭遇し、様々な現実と向き合ったことだと想像します。

ご本人の持って生まれた気質もあると思いますし、周りのサポートもあったと思います。そこで育まれた強さは、もう雰囲気に全て表れているのだと、多くの方々と接して感じてきました。

私たちはまだまだ未熟者ではありますが、神保さんのように人間的な魅力を育めるように様々なことに向き合い、取り組んでいきたいと改めて思わされました。

ぜひまたお越しくださる日を楽しみにしています!

※車いすでご来店したい方がいらっしゃったら、事前にご連絡をください。通常は2階で営業していますが、1階での営業に変更できます。お気軽にどうぞ。

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