営業再開初日を終えて

かしづきの日常

こんにちは。店主です。

昨日、無事に移転後の初日の営業を終えました。午前中は搬入作業でドタバタと、、13時の営業開始時間には間に合ったのか?(準備完了していませんでしたね。汗)

今回の店舗移転に伴いまして、場所を提供してくださったNPO法人ぷらちなくらぶ理事長の小谷さまには本当に大変お世話になり、感謝の念に堪えません。

ただ場所を提供をしてくださるだけでもありがたい話ですが、私たちが駄菓子屋を運営する想いや意図を汲み取って頂き、こちらから言葉にして伝えていないような提案や心遣いをたくさん頂いております。細かいことまで書くと書ききれないほど、細やかな配慮をして頂けており感激です。

改めて、私たちの運営は多くの方々の助けによって成り立っているのだと感じることのできるリニューアルオープンでした。

 

お店の方はというと、初日から常連だった子どもたちや保護者の方々、さらには「楽しみにしてました!」と初めて来たという方にまで多くの方々にお越しいただきました。

中学生の子たちには会うたびに大人に近づいているなぁと感じさせられます。こうして移転してからも来てくれることが本当に嬉しいものです。これからの時期は人生の中でも、悩むことも多いですが楽しい時期だと思います。何か悩むことがあれば、いつでも駄菓子屋のおっちゃんに相談に来てほしいなと感じています。

他にも小学校を卒業して、中学入学後も日々楽しく過ごしているという報告。

4月から新たな仕事を始め、その苦労ややりがいを共有していただけること。

子どもの身体の心配があるとのことで実際に一緒にお身体のチェックをさせて頂き、専門家としての見立てを共有しながら一緒に考えること(診断や医療行為はできません)

y-ベースでの2年間の営業でコツコツと地道に顔を合わせ続けてきたことが、新たな環境になったことでより関係が深まっているのだなと気付かされた一日でした。

そして、これこそがまさにソーシャル・キャピタルの”醸成”であり、なんてことのない日常の中にあるとても大切な価値なのだと考えております。

日本にはお祭りや行事などを行う日を「ハレの日」と呼び、普段どおりの日常を「ケの日」と呼ぶ慣習があります。

何か特別なイベントがあることで、日常が彩られたり何かを頑張るモチベーションになることもあると思います。

しかしそのような彩りやモチベーションがもたらされるのは、普段通りの日常が安定しているからというのが根底にあるでしょう。

楽しみがあること(ハレの日)はとても大切ですが、その楽しみを楽しみと思える安定した普段の日常(ケの日)もとてと大切なのです。

私たちは地域の中の、なんでもない日常に存在する駄菓子屋であり、なんでもない関係性を大切にしていきたいと考えております。

そんな運営ができるのも、周りの方々の支援や応援があってのこと。本当に支え合いだなと感じております。

昨日のリニューアルオープンを終えて、そんなことを感じましたので少し書かせて頂きました。

新たな店舗でも皆様とお会いできることを楽しみにしております。

近くに公園もありますし、遊びに来てくださいね◎

関連記事

TOP