ゴミ散らかし問題

かしづきの日常

こんにちは。店主です。

何やら不穏なタイトルですが、最近悲しいことと、嬉しいことがありました。

悲しいこと。それはタイトルの通り、、

現在、駄菓子屋かしづきでは子どもたちがのんびり過ごせるように場所を開放しております(ぷらちなくらぶさんのご厚意・ご協力のもとです)

ここに来てくれる子たちが長居をしながら友達同士で楽しそうに過ごしていたり、私たちにも色んな話をしてくれて、とても賑やかですし嬉しく思います。

しかし、最近はゴミを大量に散らかしていく子も見かけます。(ゴミ箱は設置しています)
店主と女将の2人体制の時は声かけなどもできますが、一人体制の時はレジが忙しくてあまり余裕がない時間もあります。

なので貼り紙を作って、子どもたちに見えやすい場所に設置したり、小さなチリトリを購入して設置したのですが、その貼り紙の上にゴミを置いたまま帰ってしまう子までいます。これでは大変悲しい気持ちになります。

もちろん中には「ゴミ箱がいっぱいになりました」とゴミ箱を持ってきてくれる子もいますし、友達に「ちゃんとゴミ捨てなよ」と注意を促してくれる子もいて大変助かります。本当は私たち大人が教育的観点からしっかり指導しなければと思いますが、子どもたちに助けられています。

 

そして、先日の営業日。

怒涛のように忙しい時間帯から、一斉に皆が帰って静まり返った室内。

そこには過去最大級に散らかったゴミたち。

さすがに悲しさを通り越して呆れてしまいましたが、そこに残っていた小学生3人組が綺麗に片付けをしてくれました。

この子達は、かしづきのエリアから少し離れた学区の子達。つまり散らかした子達とは別の小学校の子です。

以前から時々来てくれていたので、私たちとも遠からず・近からずの距離感・関係性ができていると思います。そんな子たちが、汚れた部屋と困っている私たちを見て、率先して掃除をしてくれました。

そんな子どもたちの気持ちに感謝感激。思わず小学校に電話して感謝の気持ちを伝えさせていただきました。

 

今回の出来事から、私たちの反省点と気づきがありました。

反省点としては、もっと教育的観点から子どもたちに「綺麗に使うこと」を伝えていかなければならないということ。もちろん出来ている子もいますが、苦手な子もいるでしょう。そして周りに流されて一緒に散らかしてしまう子もいるでしょう。「頭ではわかっているけど、コントロールできない」というのは実行機能の問題です。実行機能は人間の成長において非常に重要なので、されど「ゴミ散らかし問題」であっても、そこを蔑ろにするつもりはありません。

一人ひとりに対するアプローチは異なると思うので、あれこれ干渉しすぎずに、でも優先順位を見極めて関与する必要性があると思わされました。

 

そして気づき。これは「良い行動」に対してポジティブなフィードバックをしていくことの重要性をマクロな視点で行うことが重要であると感じました。もちろん個人個人には「〇〇してくれてありがとう」と感謝の気持ちは伝えているのですが、学校に連絡するというのは今回が初めてでした。学校の反応もとても良かった(意外でした)ので、もっと「地域で子どもを育てる」という観点から、マクロな視点でのポジティブフィードバックは効果があるのではないかと考えさせられました(他の児童たちへの影響等も見込める!?)

 

いろいろ書きましたが、今後も工夫を続けながら運営していきたいなと思います。

PS.昨日はとても天気が良かったので、丹沢を走りに行ってきました。キツいことをした後は気分も清々しくなりますね。「本当はやりたくない」ことに挑戦を続けるうちに、それが快感になる。そこを深掘りすると、人間にはやっぱり成長欲求みたいなものがあるのではないかと思わされるのです。

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