かしづき夏祭り開催しました。

コト

こんにちは。店主のささやんです。

8月1日に、予定通り夏祭りを開催することができました。

来てくださった皆様、ボランティアスタッフの皆様、そして日頃から暖かく見守ってくださる皆様のおかげで無事に開催できたと思っております。ありがとうございました。

ちょっと振り返りながら、夏祭りのことを綴っていきたいと思います。
長くなってしまったらすみません。個人的に今回の夏祭りに来てくださったみなさんの反応がとても嬉しくて感激しているので。

そもそもなぜ夏祭りを開催しようと思ったかというと、地域の中でお祭りをはじめ、様々なイベントが自粛されてなくなっているからというのが一番の理由です。

地域でお祭りが開催されているって、当たり前のようで実はものすごく価値があることなんです。

足立区の子どもの健康・生活実態調査によると、お祭りなどの地域活動に参加している子どもの方が、逆境を乗り越える力(自己肯定感・自己制御能力など)が高いという結果が出ています。

ここから何が読み取れるでしょうか?
お祭りに行けば逆境を乗り越える力が高まるの?
逆境を乗り越える力が高い子がお祭りに参加しているだけ?

細かい分析はわからないところもありますが、これまでの研究の知見なども踏まえて私の考えを書かせていただくと、、

おそらく、地域活動に参加することで「地域に知り合いが増える」「声をかけてもらうことが増える」「挨拶をするようになる」「その地域の一員であるという主体感が育まれる」というような影響があるのではないかと考えます。これってつまり「自分はここに居て良いんだ」という自己肯定感に形成につながると思うんですよね。

駄菓子屋を始めた一番の理由も、こういった関係性の中から子どもの発達に寄与したいからです。
子どもがふらっと気軽に一人で来られる場所。そこで大人に声をかけてもらうだけでも、子どもの心の発達には重要なことなのです。

そんな中、今年もコロナ禍で子どもの夏が奪われているという現状。
「どうせいく場所もない」というような思いを抱かせるのは、子どもの心の発達にあまりに良くないと思うのです。だからこそ「夏祭りが楽しみ」と思ってもらえるように、今回企画して「夏祭りやります」とアナウンスをしました。

しかし夏祭り直前のコロナ感染者の激増。
正直このまま開催して良いのか悩みました。本当にいくつものプランを頭の中で想定しました。中止、延期・・・だけどやっぱり楽しみにしてくれている子どもや保護者を裏切るわけにはいかないのです。感染者は増えていても、感染症対策を徹底しながら開催することはできるはずだと考えました。

予約制というプランも考えましたが、駄菓子屋かしづきのコンセプトは「誰もが気軽に来れる場所」であり「子どもだけでも来れるハードルの低さ」が重要だと考えています。なので予約制にもせずに、感染対策を徹底して開催するという選択をしました。

直前でボランティアスタッフが急遽来れなくなってしまうなどの事態もありましたが、来てくれたスタッフの方々、そして当日急遽スタッフに入ってくれた方々のおかげで、感染対策も万全に無事行うことができたと思っております。

ボランティアスタッフには、同じ足立区綾瀬地域で活動している綾瀬のえんがわ(こぢんまり商店)の森川さんご夫妻。

足立区でいつもお世話になっている保育士の大和田さんと息子さん。

神奈川からは、ベビーウェアリングコンシェルジュの柳川さん

理学療法士で小学校にも籍を置いている崔くん

都内の小児医療に携わる理学療法士の高橋さん

そしてNPO法人presentsのメンバーである、おもちゃソムリエのオッシー

という、非常にキャラの濃い豪華なスタッフとなりました!
いや、本当に主催者としてこんなに頼りになるメンバーが集まってくれたことが奇跡です。
スタッフ一人ひとりが感染対策はもちろん、どうすれば子どもが楽しい経験をできるか?を常日頃から考えているメンバーだからこそ、自然と素敵な場を作り上げてくれたのだと思っております。

こうして素晴らしいスタッフの方々に囲まれて、また参加してくれた地域の方々のご理解ご協力もあり、無事に楽しい夏祭りを開催することができました。

最後に、ご参加くださった方々から終了後にいただいたメッセージを紹介させてください。

このメッセージが嬉しくて嬉しくて・・・本当に開催してよかったと心の底から感じることができました。
私たちが夏祭りを企画した当初の思い、開催して良いのか悩んだ葛藤、当日の運営・・・全てが報われた瞬間でした。

メッセージをくださった皆様、そのお気持ちが本当に嬉しいですし、またエネルギーになります!
ありがとうございました。

このような声を頂けたことで、私たちも駄菓子屋の存在意義を再確認づることができました。
営業日も少なく、なんてことない普通の駄菓子屋ですが、地域で子どもを育てていきたいと考えております。

子育てでお悩みのことなどをはじめ、何かありましたらお気軽にいつでも足を運んでお声がけくださいね。

8月の営業日は11日(水)25日(水)
いずれも14:00〜17:30です。

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