こんにちは。ささやんです。
オープニングイベントから早くも1週間が経ちました。先週は足立区竹ノ塚でご活躍されているコミュニティkoenさんのてらまちハウスオープニングイベントに顔を出したり、またいつもお世話になっている五反野の野菜日和さんにお野菜を買いに行ったりと、足立区内での人との繋がりも広がりが出来てきて日々楽しく充実しています。どこで誰に見られているか分からないので、変なことできないですね(汗)
オープニングイベントに来ていただいた方々や、足を運ぶ先で出会う方々によく言われることがあります。
それは『駄菓子屋さんのロゴ、とっても可愛いですよね!』ということ。
そこで本日の記事では、こちらのロゴの作成秘話について少し紹介したいと思います!秘話というようなストーリーではないのですが、今後「ロゴを作りたい!」と考えている人の参考になりますように。
99designs
みなさんはロゴを作ったことがありますか?
何かご自身で事業をされている方なら作ったことがある方も少なくないと思いますが、そうでなければ中々作る機会もないですよね。
私自身はNPO法人presentsを立ち上げた時に、ロゴを法人メンバーで作りました。
NPO法人presentsの公式キャラクター"たるみそん”
※たるみそんは味噌樽のキャラクターです。なぜ味噌樽なのかは法人HPに記載が・・・!?
そうです。法人代表である私自身は、これまで作成した経験がないのです。(任せっぱなし!)
そこでどうやって作成すればいいのか、どのようにデザイナーさんを探して良いのか分からないので、法人メンバーであり職場の後輩でもあるオッシーくんに相談しました。
駄菓子屋のロゴを作りたいんだよねー。ロゴって大事じゃん?でもさ、どうやって作ったらいいか全然わからん・・(これまで人任せにしてたし)
佐々木さん、ロゴ作るっちゃったら良いサイトがありますよ!僕が担当しちょる患者さんから教えちくれました!!使い方教えますよ!
と、上京して10年以上経っても中々抜けない宮崎訛りでとあるサイトを教えて頂きました。
そのサイトというのがこちら!
こちらのサイトは簡単に言うと世界各地のデザイナーさんが登録されていて、依頼者の要望に応じて世界中のデザイナーさんがロゴを考えてくれるという画期的なサイト!
集まったロゴの中から優勝者を依頼者が選べて、その方に賞金(製作代)が支払われるというコンペ方式のデザイナーマッチングサイトなのです!!(詳しくはHPを見てくれよなっ!)
うぉー!何これめっちゃいいじゃん!楽しそう!コンペ主催とか未就学児の頃からの夢だったんだよね!まさかこのタイミングで夢が叶うとは!
(この先輩いちいちてげうるさいっちゃけど・・)日本語だけだと日本人からしか集まらんから、世界中のデザイナーさんから候補を集めるっちゃったら日本語と英語と両方でコンペの説明文を書くといいですよ!
オッケー!英語ね!(ぐっ、英語か・・Google翻訳があればいけるか、、)スワヒリ語の方が得意(嘘)だけど、英語でとりあえずやってみるわ!
あっ、もしコンペに魅力がなさすぎてロゴが集まらなかったり、僕の心にズキュンと刺さるような気に入ったものが集まらなかったらお金ってどうなるの?
そんときはコンペは不成立にできるのでお金もちゃんと戻ってきますわ!安心してください!
なるほど、気に入った作品があった時にのみ支払いが確定するのでリスクもないのね!安心!!
じゃっとですよ!ただデザイナーさんによっては後から変更依頼をすると追加料金も発生したりするので、なるべくコンペ優勝者を決めるまでに完成に近づけるようにフィードバックしちょった方が良いと思います!
候補としてあげてもらった作品にフィードバックして、修正を依頼できるのか!
じゃーです!じゃかい妥協せんで、辛口でもなんでもフィードバックが必要でやってす!優しさは捨ててください!そしてより納得・満足できるロゴを作るとです!!
少年のような雰囲気とは裏腹に、体育会系の厳しさも持ち合わせるオッシーくんの的確かつ力強いアドバイスを宮崎弁で頂き、私ささやんは99designsにてロゴの募集に取り掛かることにしました。
ちなみに本場宮崎弁を聞きたい方はコチラのえびちゃんのCMをご視聴ください!
コンペ開催
『地域で愛される駄菓子屋のロゴをデザインしてください Design the logo of a Japanese candy store loved in the area』
このタイトルで、駄菓子屋かしづきのロゴ作成コンペをスタート!2021年1月5日という年明け早々のことでした。英語はGoogle先生にお願いしたので、何かおかしかったらそれらGoogle先生のせいです。
最初の募集期間は5日間・・だったかな?そこで作品が徐々に集まってきます。気に入ったものがなければ返金してもらい終了。気に入ったものがあれば、ファイナリストを選んで金銭の発生が確定。最終的な完成まで引き続きファイナリストたちにフィードバックをするという流れです。
優勝賞金(支払額)は32,199円!デザイナーさんにロゴを依頼するには破格!
かしづき杯のロゴ説明文に載せた私の注文は
・子ども2人
・駄菓子
・日本家屋の屋根
を取り入れたレトロなロゴにしたい!
という感じで説明文に加えました。そこで世界中のデザイナーさんから続々とロゴデザインが届きます!
↑ボツになった作品たち(※超限定公開!)
いやー、どれも本当にかわいいデザインだったのです!しかし可愛いんだけど、レトロさが足りないっ!日本の昭和レトロな雰囲気って日本人特有の感覚なのかと思うし、なかなか海外の方々にはそのディテールを伝えるのが難しい!!
しかしそんな中、コチラのデザインが届いた時に心がグッと惹かれたんです。
うぉーー!!めっちゃ昭和レトロ!歌謡曲が勝手に脳内再生されるような、時代を超えたノスタルジックなロゴ!!
そこで「このデザインしかない!!」と心の中では確定していたものの、無料で修正を重ねたいのでオッシーくんの助言を思い出してまだ優勝者を選定せず、こちらのデザイナーさんに要望をいくつかお願いしてみました。
こちらのデザイナーさん、僕のそんな策略が無駄であったと後で知ることになるほどめちゃくちゃ親切に対応して頂きました。(優勝決定後もワガママを沢山聞いてくれました)
そんなやりとりの結果、最終的に完成したロゴがこちら
作成してくださったのは、スイスに住む日本人のアトリエK.さんというデザイナーさん。
私の抽象的なイメージや言語化できていない想いまでも汲み取って、素敵な形にしてくださりました。
デザインの上手さだけでなく、このデザインをどういう想いで、どこで使うのか?というストーリーまで尊重していただき、様々なバージョンもご提案してくれて、本当に大満足120点のロゴが完成したと思っております!
ちなみによく「かしづき」って「菓子好き」って意味?と聞かれるのですが、名前の由来の詳細はコチラの記事で解説しています。
実際の意味は「大切に育てる」「大事に世話をする」という意味。
なのでロゴに入れていただいた
「子ども2人」は、単純に子どもを大切に育てるという意味を込めて。
「駄菓子」は、駄菓子をきっかけに、子どもと大切に関わるという意味を込めて。
「日本家屋の屋根」は子どもと関わる場所・空間として存在するという意味を込めて。
『子どもにとって、駄菓子をきっかけに、そこに居て良い場所』というようなニュアンスを込めてのデザインであります。
またロゴの中央に三日月があります。これは私のアイデアではなく、アトリエK.さんのアイデアなのですが、何か意味があるのか調べると・・・
この形の三日月は上弦の月であり、新月から満月へと向かっていく最中の「成長」を意味するらしいです。「かしづき」の「つき」にもかけてある、こういった深い意味も込められたデザイン!オシャレで素敵すぎ!!
子どもの健やかな成長を願う駄菓子屋のロゴににピッタリのデザインで、本当に気に入っています。
そんなかしづきロゴステッカーはお店にて100円で販売しています。(宣伝)
また今後も何かオリジナルグッズも作ろうかなと思っている(自分が欲しい)ので、この可愛いロゴをぜひ皆さんのお手元にも届けられたら嬉しいなと思っておりまっす!!
ということで、よく言われる「素敵なロゴですね」というのは、こんなサイトを利用しての国境を超えた出会いから生まれたのでありました◎